WEB制作会社に就職するには

WEB制作会社で働いているWEBデザイナーや、WEBコンサルタント、WEBエンジニアになるための情報をまとめました。

目次

WEB制作会社の仕事内容

WEB制作会社の職業を紹介します。

WEBディレクター

WEB制作に関するディレクションを行います。予算に従い、どのようなサイトを作るのか計画したり、企画などを行います。

WEBデザイナー・コーダー

売り上げをアップさせるためのWEBデザインや、必要な機能などをデザインするのがWEBデザイナーという職業です。コーダーは、WEBデザイナーがデザインしたデザインを、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いて実際に制作する役割を担います。

WEBライター

WEBサイトから集客を行うために、ブログ記事を作成します。ブログ記事を作成するといっても、ただ情報を掲載するだけではなく、Google検索セントラルを参考にした検索エンジンに最適化させたブログ記事を作成します。

WEB制作会社の種類

WEB制作会社といっても、さまざまな種類が存在します。例えば、集客が得意なWEB制作会社、複雑なデザインが得意なWEB制作会社などです。

コーポレートサイトの制作会社

コーポレートサイトとは、企業のホームページです。新設法人のホームページの制作や、古くなったコーポレートサイトのリニューアルを行います。

ECサイトの制作会社

ECサイトとは、Electronic Commerceサイトのことで、いわゆるネットショップの自社サイトのことです。ホームページにカード決済機能や、カート機能、顧客管理システム、売上管理システムなどを搭載したサイトを制作します。

ランディングページの制作

ランディングページとは、ホームページの閲覧者が一番最初に閲覧するページです。広告などを掲載した際に閲覧者が一番最初に見るページを制作します。ランディングページの良しあしによって売上が左右されるため、ランディングページを専門とするWEB制作会社も存在します。

ポータルサイト(メディア)の運営会社

SEO対策されたサイトを運営します。SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンにサイトを最適化させるよう対策することです。良質なブログ記事を複数作成し、Googleで検索したユーザーが自社のサイトにアクセスするよう施策を考えます。

WEB制作会社で使うソフト(アプリ)

WEB制作会社では次のソフト(アプリ)を使用して業務を行うことが多いです。これらのソフトをの使い方をあらかじめ理解しておくと就職してから業務を円滑に進めることができます。なお、使うソフトは制作会社によって異なります。

  • Illustrator、Photoshop(画像編集ソフト)
  • Visual Studio Code(テキストエディタ、コーディングに使います)
  • Slack(業務連絡)
  • Skype(業務連絡)
  • Zoom(業務連絡)
  • Redmine(作業の進捗管理)

WEB制作会社に入社するには

WEB制作会社に入社するには、新卒・転職の場合であっても、次のスキルのいずれかが必要だと言えます。

  • WEB制作に関する知識(HTML、WordPressなど)
  • SEO対策に関する知識
  • WEB広告の運用(マーケティングに関する知識)

これらの知識を身に着けるには、実際に自身でWEB制作に関する学習をすすめるほかありません。HTML・CSSを使用して実際にサイトを作成してみたり、WordPressで実際にサイトを運営するなどの作業がWEB制作会社に就職することにつながります。

SEO対策は、WEB制作会社だけでなく、SEO対策を専門としているウェブマーケティング会社の就職の助けにもなります。

HTML・WordPress等で実際にサイトを作る(ポートフォリオの作成)

WEB制作会社の求人に応募する際に、ポートフォリオの提出を求められます。これは自身にどのようなスキルがあり、どのようなサイトを制作可能であるかということを企業に示すために必要な情報です。HTMLやWordPressで作ったサイトをまとめたり、SEOについての実績を記載したポートフォリオを提出します。

SEO対策について学ぶ

SEO対策とは、Googleの検索エンジンにサイトを最適化させるよう対策することです。Google検索セントラルというGoogleが公式に公開しているサイトをもとにSEO対策について学びを深めます。

Google 検索セントラル – Google

SEO対策の学び方についてはこちらの記事で紹介しています。

WEB広告の運用

WEB広告は単語こそ簡単な単語で一見わかりやすそうですが、WEBの広告にはさまざまな媒体、さまざまな課金の仕様があります。WEB制作会社では、WEB広告運用代行などの業務も行うため、WEB広告に関する知識があると任せてもらえる仕事が増える可能性があります。

WEB広告の種類と業務内容

以下にWEB広告の種類とその業務内容をまとめました。

Google広告(リスティング広告)

リスティング広告

検索エンジン大手Googleが提供している広告掲載サービスです。Googleの検索エンジンの検索結果に自身のサイトを表示させます。サイトのタイトルと、メタディスクリプションに記述された内容が広告として掲載されます。単価は、単語やユーザーによって異なり、広告の表示回数と広告がクリックされた回数によって請求金額が決定します。

ユーザーがクリックしやすくなるサイト(ページ)タイトルを考えたり、サイト(ページ)がクリックされた後にユーザーが一番最初に見るページ(ランディングページ)を作るなどの業務があります。Googleのリスティング広告は、検索されたキーワードなども確認が可能です。広告を掲載する際に、どのキーワードを対象としてページのタイトルを決めるかといった業務も存在します。

Youtube広告

Youtubeに動画をアップロードし、アップロードした動画を広告としてYoutube上で配信します。広告として使うYouTube動画の作成や、サムネイルの作成業務などがあります。

その他SNS広告

これらの他にも、Facebookや、TwitterなどのSNSに広告を掲載することができます。各SNSに合わせた広告の作成・ターゲット層を決める作業などを行います。

アフィリエイト広告

a8.netなどのASPに、成果報酬型の広告を掲載します。成果報酬型とは、広告を掲載しただけでは料金を請求されず、その広告を通してユーザーが商品を購入した場合にのみ料金が発生するシステムです。

ASPに広告掲載を依頼する際は、クリックされるときのアイコンや文章の作成業務を担当します。

まとめ

WEB制作会社にもさまざまな種類があります。自身の携わりたい業務を考慮し、WEB制作会社を選びましょう。WEB制作会社に入はするには、サイトを制作した経験や、SEOについての実績をわかりやすくまとめたポートフォリオの提出が求められます。