SEOに有利なドメインとは?ドメインとSEOについてまとめました

ドメインとは、インターネット上の住所情報です。ドメインとSEOは様々な要素でかかわりがあります。このページではドメインとSEOについてまとめました。ドメインの概要については下記リンク先で詳しくまとめています。

目次

SEOとは

SEOとは、サイトやページをGoogleの検索エンジンに最適化させることです。Google検索エンジンなどを参考にSEO対策を施します。SEOについての詳細は下記リンク先で詳しくまとめています。

ドメインパワー

ドメインとSEOについて考察するために、ドメインパワーという概念は必然的に切っても切れない概念です。Googleはドメインごとにサイトを評価しており、ドメインの評価が高いサイトはGoogleの検索エンジンで上位表示されやすかったり、新しく作成した記事が検索結果にすぐインデックスされるなどの影響があります。

ドメインパワーについての詳細は下記リンク先でまとめました。

ドメインの種類がSEOに与える影響

ドメインの種類がSEOに与える影響をまとめました。

gTLD、ccTLDなどについて

.comのようなgTLDと、.jpのようなccTLDといったドメインの種類の違いはSEOに影響を与えることがGoogle検索セントラルで明記されています。これらの違いは地域を特定するドメインであるかそうでないかということがGoogleの検索エンジンに影響を与えます。

例えば「.jp」は日本語圏のサイトであることをGoogleの検索エンジンが認識するドメインで、日本国内のみで運営する場合は「.jp」ドメインで問題はありませんが、英語圏でも同じくサイトを運営したい場合は「.jp」の使用は推奨できません。

gTLDなどの詳細は下記リンク先のGoogle検索セントラルを参照しましょう。

https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/managing-multi-regional-sites?hl=ja#generic-domains

.jpドメイン

前述しましたが、.jpドメインは日本のサイトであることをGoogleの検索エンジンに伝えるドメインです。日本語圏のユーザーにとっては、SEO上有効ですが、海外向けに情報を発信する場合は.jpはSEO上マイナスになります。

.comと.jp、SEO上の違いは?

.comドメインは、世界中の誰でも取得可能なドメインです。そのため、Googleの検索エンジンは.comドメインを日本国内のドメインだと認識しません。海外向けの情報を発信する場合は、.comドメインを取得することで様々な国のGoogleの検索結果でサイトが表示されやすくなります。

それに対して.jpドメインは、日本国内のユーザーに対してのみ有効なドメインであるため、海外向けの情報配信には向きません。

海外向けの情報も作りたい、もしくは作る予定がある場合は.comドメイン、日本国内に限定する場合は.jpドメインを取得しましょう。

ドメインの文字列

ドメインの文字列は、Googleの検索結果にURLとして表示されます。そのため、Googleで検索をしたユーザーの目で見て読みやすい文字列を設定する必要があります。

下記の画像は、Googleの検索エンジンで「Google」と検索した結果です。https://www.google.comの「google.com」にあたる部分がドメインですが、画像のように検索結果にしっかりと表示されます。

「Google」の検索結果

SEOに有利なドメインの選び方

SEOに有利になるドメインの選び方をまとめました。

ブログのドメイン

先述しましたが、ブログのドメインはGoogleの検索結果に表示されます。そのため、アフィリエイトブログを運営する際はブログの内容に関連するドメインを取得しましょう。こうすることでサイトの内容が読者に伝わりやすくなり、検索結果にブログが表示されたときにクリックされやすくなります。クリック率の高いサイトは検索結果があがることがあり、SEO上有効だと言えます。

すでに.comで取得されているドメイン

例えばgoogle.comはすでに取得済みのドメインですが、もしかするとgoogle.netであれば取得できる可能性があります(※google.netは取得不可)。このように、.(ドット)より右側の文字列を変更することでドメインが取得可能であることがあります。その場合、.comを代替する候補として以下のドメインの取得を視野に入れましょう。

  • .net
  • .blog
  • .info
  • .biz
  • .site
  • 日本語ドメイン(後述します)

すでに取得されている.comドメインに対してこれらのドメインを代替する場合は次のことに留意してください。

  1. すでに取得されている.comドメインが、取得されただけで使われていないことを確認する
  2. ドメイン名をGoogleで検索して、似たようなURLが上位表示されないか確認する
  3. 商標の取得状況など、権利の侵害をしていないかチェックする

SEOを意識してドメインを取得する場合、同じコンテンツを似たようなドメインのサイトが取り扱っているとユーザーが判断するのが難しくなる上、商標権などの法的問題にも関係することがあるため気を付けましょう。

取得済みドメインの確認方法

下記リンク先へアクセスし、取得したいドメインを検索しましょう。なにも目印が表示されなければ取得可能なドメインです。

中古ドメイン

中古ドメインとは以前契約者がいたドメインです。中古ドメインは以前運用されていたサイトの評価を引き継ぐので、すぐにドメインパワーの高いサイトを運用することができます。運用予定のサイトとテーマが似ている中古ドメインがあれば、中古ドメインを購入するなどしてサイトの運営を始めましょう。

中古ドメインのデメリット

中古ドメイン上でもともと作成されたサイトのテーマと、新たに作成されたテーマが異なる場合、SEOの恩恵を受けられない可能性があります。また、中古ドメインがもともとSEO上マイナスの評価をされたいた場合も、その評価を引く次ぐためSEO上マイナスになります。

中古ドメインを取得する際は、SEO上プラスに働くと考えられるドメインを選んで取得しましょう。

日本語ドメイン

お名前.comでは、日本語の文字列をドメインとして選ぶことができます。日本語ドメインは、Googleの検索結果に日本語URLが表示されるため、日本語圏の人にクリックされやすいドメインです。クリック率の高いページはGoogleの検索エンジンに評価されやすく、検索結果で上位表示されやすくなるため、記事の内容やサイトによって日本語ドメインはSEO上有効です。ただし、日本語ドメインはピュニコードでGoogleの検索エンジンが認識するため、SEO上マイナスになることがあります。ピュニコードとは、日本語の文字列をアルファベットに代替したコードのドメインです。必要に応じで日本語ドメインを取得しましょう。

日本語ドメインについての詳細は下記リンク先にまとめています。

日本語ドメインの取得は下記リンク先から可能です。

日本語ドメインを取得する際のSEO上の注意点

アルファベットがすでに取得されているドメインで日本語ドメインを取得した際、サイトの内容がアルファベットのドメインのサイトと類似していると、SEOで不利になることがあります。アルファベットがすでに取得されているドメインで日本語ドメインを取得する場合は、一度Googleで取得予定のドメインを検索し、上位表示されていないことを確認しましょう。

可能であれば、すでに取得されているドメインでサイトが作られていないか直接確認しておきます。下記リンク先で取得可能なドメインを確認可能です。

サブドメイン

サブドメインは、トップレベルドメインの前にドットで区切られて追加されるアルファベットの文字列です。例えば、Googleはサブドメイン「developers.google.com」上でサイトを運営しています。サブドメインの設定は、ドメインを紐づけている各サーバーの管理画面から行います。

サブドメインとSEO

Googleの検索エンジンはサブドメインをトップレベルドメインとは別のサイトとして認識します。そのため、SEO上はトップレベルドメインと異なる評価を受けることになります。ただし、サブドメイン上に作られたサイトは、トップレベルドメインの「ドメインパワー」を引き継ぐため、サブドメインがSEO上トップレベルドメインから完全に独立しているわけではありません。ドメインパワーとはドメインの持つ力で、数値が高いほどGoogleの検索結果でページが上位表示されやすくなったり、Googleの検索結果にすぐに作ったページが表示されるようになったりします。

ドメインパワーについての詳細は下記リンク先にまとめました。

サブドメインとサブディレクトリ

サブドメインとサブディレクトリの違いや用途などは下記リンク先にまとめています。

多言語化に推奨されるドメインとSEO

サイトを多言語化させる際のおすすめのドメインは、「.com」などの全世界の人が取得可能なgTLDを選びます。「.jp」や「ブログ.com」などの日本語ドメインの使用は避けます。

多言語化とSEOについては下記リンク先のGoogle検索セントラルを参照しましょう。

https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/managing-multi-regional-sites?hl=ja

WordPressで作ったサイトの多言語化

WordPressで作ったサイトの多言語化については下記リンク先にまとめています。

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まとめ

ドメインとSEOについてまとめました。.jpなど、必要に応じて適切なドメインを運用しましょう。多言語化する際は.comなどの世界中のだれもが取得可能なドメインでサイトを運用します。Googleの検索エンジンはドメインごとにサイトを評価しているため、予め評価の高い中古ドメインを購入してブログなどを始めると、検索結果でサイトがすぐに上位表示されることがあります。必要に応じて中古ドメインの導入も検討しましょう。